【ブラスタ】BLACKSTAR~Theater Starless~ 曲 解説メモ

ブラスタの公演楽曲、演目の原典等について調べたことを書いています。

ひらひらり


【チーム編成】
吉野
銀星
ソテツ
ギィ
鷹見


【原典/翻案】
ウィリアム・シェイクスピア 作
史劇「リチャード三世の悲劇」(通称「リチャード三世」)


【主な登場人物】
ヨーク家
・リチャード:ヨーク公爵の奇形の末子。
・エドワード:リチャードの長兄。エドワード四世として王位に就く。
・エリザベス:エドワード四世の娘。

ランカスター家
・アン:先王の皇太子妃。
・ヘンリー:フランスに暮らす、ランカスターの血筋のリッチモンド伯爵家当主。


【あらすじ】
15世紀後半の英国、白薔薇を徽章とするヨーク家と赤薔薇を徽章とするランカスター家とが王位をめぐって争いつづけた薔薇戦争と呼ばれる内戦では、ヨーク家の長男がエドワード四世として王位につくことで終息を迎えたように見えた。

だが、エドワード四世の末弟のリチャードは、王位簒奪を画策していた。
次兄ジョージに謀反の罪を着せると、獄中で暗殺。権力者の娘で先王のヘンリー六世の息子エドワードの妃アンに言い寄ると、リチャードに夫を殺されていたアンは嫌悪を示したが、言葉巧みに懐柔し結婚。そして、ふたりの皇太子の出生疑惑や素行不良の噂を広め、体の弱かった兄エドワード四世が病死すると、身の危険を感じ逃亡を企てていた王妃と皇太子たちを幽閉してしまう。

リチャードは、自身が王となるための障害のすべてを排除していった。そして、自身の野心をカモフラージュするために、伯爵領を餌に言うがままに操っていたバッキンガムを利用し、民衆に懇願されて仕方がなく王位に就くという演出を行い、リチャード三世となった。

元来、厭世的であり人を信じないリチャードは、王になっても安息を得ることはなかった。
幽閉中の兄の息子たちの暗殺をバッキンガムに命ずるが、数々の非人道的な行いに嫌気を感じていたバッキンガムは即答できない。このことで、自分が排除対象となったと察したバッキンガムはリチャードのもとを去っていった。

リチャードは刺客を雇い、息子たちを暗殺。さらに、兄の娘であるエリザベスと自分が結婚すれば、王位を脅かすものがなくなると考え、妃のアンをも殺害してしまう。そして、和解の証としてランカスター家のリッチモンド伯ヘンリーとの結婚話がすすんでいたエリザベスを手に入れようと動き始める。しかし、挙兵したリッチモンド伯ヘンリーの軍勢により、リチャードは戦死する。

リッチモンド伯ヘンリーはヘンリー七世として王位につき、エリザベスを王妃に迎える。これにより、薔薇戦争は終結に至った。


【参考】
シェイクスピアの『リチャード三世』各場面のあらすじ
リチャード三世(シェイクスピア)のあらすじ【簡単/詳しく+人物相関図】...
ふみだそう 次の一歩_リチャード三世(英史)...


【PV】
https://www.youtube.com/watch?v=3hKrEu6pf5k


【歌詞】
2022/04/24 歌詞を削除いたしました。