【ブラスタ】BLACKSTAR~Theater Starless~ 曲 解説メモ

ブラスタの公演楽曲、演目の原典等について調べたことを書いています。

沈まぬ月


【チーム編成】
夜光
モクレン
ソテツ
吉野
玻璃


【原典/翻案】
尾崎紅葉 作
小説「金色夜叉(こんじきやしゃ)」
※新聞連載中に作者が逝去したことにより未完の作品となっている。


【主な登場人物】
・間 貫一(はざま かんいち):両親を亡くし鴫沢家に引き取られた青年。
・鴫沢 宮(しぎさわ みや):鴫沢家のひとり娘。
・富山 唯継(とみやま ただつぐ):大富豪の息子。


【あらすじ】
成績優秀で将来を嘱望されている貫一は、大学を卒業したらお宮と結婚し、鴫沢家を継ぐことになっていた。
ところが、ある日、富山がお宮を見染め求婚。鴫沢夫婦もお宮もそれを了承する。
夜の熱海の海岸で、貫一はお宮を問い詰める。彼女が富山との結婚に乗り気であることを知ると、「毎年の今月今夜、僕の涙で必ず月を曇らせよう。それを見たお前は、貫一が何処かで自分を恨んで泣いていると思え。」と告げ、お宮を蹴り飛ばしてその場を去っていった。そして貫一は行方知らずとなった。

数年後、貫一は強欲非道な高利貸しとしてその名を知られるようになっていた。そんな貫一の元をお宮が訪ねてきた。愛のない虚しい結婚生活を送るお宮は、貫一への仕打ちを後悔していた。自分の命をもって罪を償うと言うお宮を、貫一は「勝手に死ね」と追い返す。しかしその日の夜、貫一は夢の中で自害するお宮に赦すとの言葉を告げ目を覚ました。

貫一は、出先の旅館で、心中しようとする男女を助けた。ふたりは富山に身請けされそうになったお静と、それを阻止するために多額の借金を負った狭山であった。貫一は借金の肩代わりをし、二人を使用人として雇い自宅に居候させる。お静と狭山の事情から、お宮が富山家で幸せに暮らしているわけではないと気づいていた貫一は、今まで読まずに捨てていたお宮からの手紙をはじめて開封するのだった。


【青空文庫】
尾崎紅葉 金色夜叉


【参考】
5分でわかる『金色夜叉』あらすじ、結末など解説!お宮はなんで蹴られたの? | ホンシェルジュ
『金色夜叉』あらすじから結末まで!貫一とお宮の本心を解説!


【MV】
https://www.youtube.com/watch?v=h6kN-pUle-k


【歌詞(MVより)】
2022/04/24 歌詞を削除いたしました。