【チーム編成】
黒曜
晶
シン
大牙
銀星／鷹見（Wキャスト）
【原典/翻案】
リヒャルト・ワーグナー作
歌劇「ニーベルングの指環」より 第２日「ジークフリート」、第3日「神々の黄昏」
【ニーベルングの指環】
序夜「ラインの黄金」、第１日「ワルキューレ」、第２日「ジークフリート」、第３日「神々の黄昏」の４部から成り、ひと晩に1部の上演で計４日間、総上演時間はおおよそ15時間となるオペラ史上最大級の作品。
限りない権力を得ることができる黄金の指環を巡る神々と人間の世代を超える争いと、それにより世界が終焉を向かえるまでの物語が描かれている。
序夜「ラインの黄金」、第１日「ワルキューレ」は↓こちら
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【第2日「ジークフリート」】
・ヴォータン：創造神。神族の長。
・ジークフリート：ジークムントとジークリンデの子。
・ミーメ：ニーベルング族という地底人で小人族の男。
・ファーフナー：巨人族。兄を殺し、大蛇に姿を変え、財宝や指環を守っている。
・ブリュンヒルデ：ヴォータンと知の女神エルダの娘。
森に逃げ込んだジークリンデはミーメに助けられ、ジークフリートを産み息絶えた。ミーメはジークフリートを育て、ファーフナーから財宝や指環を取り戻すために利用しようと考えていた。
ミーメが実の親ではないと気づいているジークフリートは、ある日本当の親について尋ねた。ミーメは母親について話して聞かせると、証拠として伝説の剣の破片を見せた。ジークフリートは破片で剣を作って欲しいとミーメに頼む。刀鍛冶であるミーメだったが、何故か伝説の剣の破片を使った剣が作れず悩んでいた。そこに、さすらい人に扮したヴォータンが訪れると、恐れを知らない男だけが破片を剣にできるのだと告げて去っていく。ミーメはファーフナー退治の準備として、ジークフリート自らの手で破片を鍛錬させた。
聖剣を作り上げたジークフリートは、大蛇のファーフナーを剣で打ち倒したが、返り血を浴びたせいで鳥の声が聞こえるようになった。声に導かれるまま財宝と指環を手に入れたジークフリートは、毒を飲ませようとしてきたミーメを切り殺し、鳥の声に従いブリュンヒルデを目覚めさせるために岩山へ向かった。炎をかいくぐった先で眠っていたのは美しい女性だった。ジークフリートがキスをするとブリュンヒルデは目を覚ました。二人は運命に導かれたかのように、永遠の愛を誓いあうのだった。
【第3日 「神々の黄昏」】
・ジークフリート：ジークムントとジークリンデの子。
・ブリュンヒルデ：ヴォータンと知の女神エルダの娘。
・ハーゲン：小人族のアルベリヒが人間の女に産ませた子。
・グンター：ライン河畔に住む、ハーゲンの異母兄。
・グートルーネ：グンターの妹。
武勲をたてるために世間へ向かうことにしたジークフリートは、ブリュンヒルデに指環を贈って旅立った。
父アルベリヒから財宝と指環の奪還を任されたハーゲンは、ライン川を舟で上ってきたジークフリートをグンターの館に招待し、彼に忘れ薬を飲ませる。ブリュンヒルデのことを忘れたジークフリートは、グートルーネと親しくなりプロポーズする。グンターがブリュンヒルデとの仲を取り持ってくれたら妹との結婚を許可すると言うので、ジークフリートはグンターと共にブリュンヒルデのいる岩山へ向かった。
ジークフリートは財宝と一緒に手に入れた「隠れ頭巾」を使ってグンターの姿でブリュンヒルデの前に現れると、彼女を手ごめにして指環を奪い取ってしまう。
ハーゲンの策略により2組の結婚式が同時に行われたが、指環を嵌めたジークフリートとグートルーネを目にしたブリュンヒルデは驚き激高した。身の潔白を主張するジークフリートを見て混乱するブリュンヒルデに対し、ハーゲンは復讐を手伝うと囁き、ジークフリートの背中に弱点があることを聞き出した。
忘れ薬の解毒剤を飲まされたジークフリートが、次第に記憶を取り戻してブリュンヒルデについて語りはじめた瞬間、ハーゲンが彼の急所を槍で刺した。ジークフリートはブリュンヒルデを思い出しながら息絶えた。
絶命したジークフリートの姿を見たグートルーネはハーゲンを恨み発狂してしまう。さらに、グンターとハーゲンが指環をめぐって争いはじめ、ハーゲンはグンターも殺してしまう。
そこに、事の顛末を理解したブリュンヒルデが現れ、ジークフリートの遺体から指環を抜くと、ラインの乙女ちに返すべく川に投げ入れた。ハーゲンは指環を追って川へ飛び込んだ結果命を落とす。指環は無事にラインの乙女たちの元へ戻り、死の呪いも解かれた。
ブリュンヒルデはジークフリートの遺体に火を放つと、彼への愛を歌いながら自ら炎の中へ身を投げた。その炎は瞬く間にワルハラ城に燃え移り、神々の全てを焼き尽くしてしまったのだった。
【参考】
『ニーベルングの指環』あらすじと解説（ワーグナー）
【MV】
TeamW「Burning breath」MV - YouTube
【歌詞(MVより)】
2022/04/24 歌詞を削除いたしました。
