【原典/翻案】
絵巻「大江山絵詞（おおえやまえことば）」
絵巻「酒伝童子絵巻」
短編物語集「御伽草子」より「酒呑童子」
など
【あらすじ】
都では、若い娘が行方不明になる事件が頻発していた。占いにより大江山に住む鬼神の仕業だとされると、一条天皇は源頼光に鬼退治を命じた。
頼光は家臣らと共に、岩清水八幡、住吉明神、熊野権現の神々に鬼退治の成功を祈願し、大江山に向かった。山入りの途中では、老翁に姿を変えた神々が現れ、人間が飲めば薬となり鬼が飲めば毒となる神便鬼毒酒(じんべんきどくしゅ)と甲冑を頼光に授けた。
大江山の洞窟に辿り着くと、そこには酒呑童子や眷属の鬼たち、行方不明となっていた大勢の娘たちがいた。酒呑童子は、突然現れた彼らをもてなすために酒宴を開く。酒を飲み、頼光の舞を見て気分よくしている酒呑童子の手には、神便鬼毒酒が注がれた盃があった。
酔いつぶれ寝てしまった酒呑童子に、頼光らは一斉に攻撃を仕掛けた。目を覚ました酒呑童子は、巨大な鬼の姿に変化したが、神便鬼毒酒の効果により思うように動けず、頼光に首を切り落とされる。酒呑童子の首は高く舞い上がると、頼光の頭に噛み付いてきた。しかし、守護をうけた甲冑を身に着けた頼光にはキズひとつなく、酒呑童子は息絶えたのだった。
【参考サイト】
・口語訳『大江山絵詞』
・口語訳 『御伽草子』-「酒呑童子」
【ＭＶ】
https://www.youtube.com/watch?v=5VIfssVmRho
【歌詞(ＭＶより)】
2022/04/24 歌詞を削除いたしました。
