【ブラスタ】BLACKSTAR~Theater Starless~ 曲 解説メモ

ブラスタの公演楽曲、演目の原典等について調べたことを書いています。

荒野にて


【原典/翻案】
プレヴォー作
小説「マノン・レスコー」
または
プッチーニ作曲
歌劇「マノン・レスコー」


【原典概要】
・マノン・レスコー
・デ・グリュー:騎士
・ジェロント:老財務官
修道女になるため、兄と付添人ジェロントとともにフランスの田舎町にやってきたマノンは、デ・グリューと出会い恋に落ちる。デ・グリューは、ジェロントが美しいマノンを愛妾にしようと企てていると知り、マノンを連れて逃げることにした。

2人はパリに辿り着き一緒に暮らし始めるが、すぐに追っ手に見つかり引き離されてしまう。そして、マノンはジェロントの愛妾となる。ジェロントのもとで、毎日豪華で贅沢な生活を送るマノンだったが、老人との生活は退屈で、デ・グリューのことが忘れられないでいた。

ある日、デ・グリューがマノンの部屋を訪れた。お互いにまだ思い合っていると知り、熱く抱擁する2人だったが、ちょうどそのときジェロントが部屋に入ってきてしまった。ジェロントは2人の姿を見ると、怒りながら部屋を出ていく。
デ・グリューは一刻も早く部屋を離れようとマノンを急かすが、マノンはジェロントから買い与えられた宝石類をなんとか持ち出そうとして手間取っている。そうするうちに、ジェロントが警官を連れて部屋に戻ってきて、マノンは捕まってしまう。デ・グリューはジェロントに剣を向けようとするが、その場に居合わせたマノンの兄が止めにはいり、マノンは連れていかれてしまった。

国外追放の刑となった女囚たちが、追放先のアメリカにあるフランス領地へ向かう船出を待っている。その女囚たちの中にマノンの姿があった。デ・グリューは、どんな仕事でもするから船に乗せてくれと船長に懇願し、マノンと同じ船に乗ることに成功する。 そして、アメリカに到着すると、2人でそこから逃げ出した。

追手から逃れるため荒野を彷徨い歩いているうちに、マノンが飢えと寒さで倒れてしまった。デ・グリューは休める場所と水をを探しに行くが、何も見つけられないことに絶望して戻り、朦朧とするマノンを抱きしめる。マノンは「死んでも私の愛は変わらない」との言葉を最後に、息を引き取るのだった。



【参考】
『マノン・レスコー』あらすじと解説(プッチーニ)
『マノン・レスコー』(プレヴォ)あらすじと感想 - 六等星の瞬き


【MV】
www.youtube.com