【ブラスタ】BLACKSTAR~Theater Starless~ 曲 解説メモ

ブラスタの公演楽曲、演目の原典等について調べたことを書いています。

華麗なる誘惑


【原典/翻案】
ヴェルディの歌劇「椿姫」
もしくは、その原作となる
アレクサンドル・デュマ・フィスの小説


【原典概要:ヴェルディの歌劇「椿姫」より】
・ヴィオレッタ:高級娼婦
・アルフレード:ヴィオレッタに恋をする貴族の青年
パリの社交界の華であるヴィオレッタ。彼女に恋をしているアルフレードは、彼女の館で催されている宴にやって来た。その最中、アルフレードは、気分が悪くなりひとりで休んでいるヴィオレッタに声をかけると、自分の気持ちを伝える。ヴィオレッタは、娼婦である自分は本当の恋愛などに縁はないと思っていたが、彼の純粋さに惹かれていった。アルフレードの帰り際に椿の花を渡したヴィオレッタは、「この花がしおれるころに」と再会を約束する。

3か月後、ヴィオレッタは社交界を離れ、パリ郊外の家でアルフレードと一緒に暮らしていた。アルフレードはヴィオレッタとの暮らしに幸せを感じているが、ある日、ヴィオレッタの召使が、ヴィオレッタの指示で、生活費のために馬や馬車を売りに出かけていたことを知る。アルフレードは自分でもお金の工面をしようとパリへ出かけていった。
彼の留守中、アルフレードの父がヴィオレッタの元を訪れる。最初は、息子を誑かした女を蔑む発言をするが、彼女が自分の財産を手放しながら生活していると知ると、元娼婦の彼女の存在がアルフレードの妹の縁談の妨げになっているため、アルフレードと別れてほしいと彼女に懇願してきた。どうか助けてほしいと頼まれたヴィオレッタは、悲しみの中で別れを決意する。
そして、家に帰ってきたアルフレードに愛を告げると、それ以上のことは何も話さずに家を出た。事情を知らないアルフレードはヴィオレッタの裏切りに激怒し、復讐のために彼女を追いかける。

パリで開催されている仮面舞踏会へ、ヴィオレッタはかつてのパトロンだった男爵に手を引かれて姿を現す。そこへアルフレードがやってきて、ヴィオレッタに復縁を迫るが、ヴィオレッタは男爵と愛し合っていると嘘をつく。アルフレードは大勢の人の前で彼女にお金を投げつけて罵倒し、ヴィオレッタはショックで気絶してしまう。

数か月後、結核が悪化したヴィオレッタは、自宅のベッドで横になっていた。自分の最後が近いことに気づいている彼女のところへ、アルフレードの父から手紙が届く。そこには、「アルフレードが真実を知った。近いうちにあなたの元を訪れるだろう。」と書かれていた。
手紙を読んだ彼女は「もう遅いわ。もうすぐ何もかも終わるわ。」と嘆く。
そこへアルフレードが駆け込んできて、彼女に許しを請う。2人で幸せな日々を思い出しながら、再び一緒に暮らそうと話すが、ヴィオレッタはふらつき倒れてしまう。アルフレードの父や、ヴィオレッタの召使いも駆けつけるが、ヴィオレッタは「痛みが消えたわ。」「ああ、何て喜び!」と叫ぶと息絶えたのだった。


【参考】
椿姫 (オペラ) - Wikipedia
『椿姫』あらすじと解説(ヴェルディのオペラ)


【MV】
www.youtube.com


【歌詞】
華麗なる誘惑/ブラックスター -Theater Starless--カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com