【ブラスタ】BLACKSTAR~Theater Starless~ 曲 解説メモ

ブラスタの公演楽曲、演目の原典等について調べたことを書いています。

はつ恋


【原典/翻案】
イワン・ツルゲーネフ著
半自伝的小説「はつ恋」


【原典概要】
・ウラジミール:主人公の少年
・ジナイーダ:没落公爵の令嬢
モスクワ市内で両親と暮らしている16歳のウラジーミルは、隣に引っ越してきた5歳年上の美しいジナイーダに恋心を抱く。ジナイーダは女王様気質で、好意を寄せる「崇拝者」の男達をいいようにあしらって楽しむような女性だったが、ウラジミールは、それを知りさらに恋心を募らせていく。ジナイーダはウラジミールの気持に気づいていたが、彼女にとっては彼も他の崇拝者たちと同じでしかなかった。

ある日、いつもと様子が違うジナイーダを見て、ウラジミールは彼女に好きな人ができたのではと感じる。崇拝者たちも気づきはじめると「相手は誰だ」と探り合いがはじまる。

ジナイーダはウラジミールを突き放したり、急に優しくして家族のようなつきあいがしたいと言い出したりする。そんな彼女の態度に苛立つウラジミールは、ついにナイフを忍ばせて彼女の家を見張るようになる。


【参考】
初恋 (ツルゲーネフ) - Wikipedia


【PV】
www.youtube.com


【歌詞】
はつ恋/ブラックスター -Theater Starless--カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com


【ひとりごと】
「半自伝的」とは、半分は自身の経験、半分は作り話という意味で、自分の初恋話を脚色して小説化した作品ということのようです。
ロシア文学、特にツルゲーネフは描写の美しさを称賛されることが多いようです。また、解説じみた記述がほとんどなく、読み手の想像に任される部分が多いことも、愛読者が多い理由のひとつのようです。

作者のツルゲーネフは生涯独身だったそうです。誰にとっても生涯でたった一度しかない初めての恋心。ツルゲーネフにとっては、その初めての恋が人生でたった一度の恋だったのでしょうか。
ちなみに、ツルゲーネフ、なぜか子供はいたそうです。。。(゚Д゚)ハァ?